【時代の生き証人の肉声を聴く】
458人の死者、839人の負傷者を出し、戦後最大の労働災害となった三川坑炭塵爆発事故。
事故後もその影響は色濃く、被災者とその家族は後遺症(CO中毒)に悩まされ続けました。
また、後遺症患者への補償も十分とは言えなかったため、会社と被災者とその家族、遺族との間で、長い裁判闘争が繰り広げられることになったのです。
令和4年度第3回の掘り出し物語は、三池労組最後の組合長を務め、現在、三池高次脳連絡会議議長の芳川 勝さんから、CO患者救済活動の軌跡をお話いただきます。
【三池炭鉱掘り出し物語とは】
大牟田・荒尾炭鉱のまちファンクラブと共催で隔月1回、三池炭鉱にかかわる人々から貴重な話を聞く、連続講演会。
三池炭鉱をとりまく歴史や技術、社会など様々な側面から、多くの炭鉱関係者に語ってもらうことで、三池炭鉱の物語を掘り出し、今後に伝えていくことを目指しています。