世界遺産登録5周年記念『三池港と洞海湾~「明治日本の産業革命遺産」企画展3~』は、三池炭鉱から産出される石炭を積み出さすために築港された三池港、官営八幡製鐵所の前面に広がり、産業港として変貌を遂げた洞海湾、産業の発展により隆盛を極めた八幡や三池のマチの様子などに関する資料を多数展示します。
◆三池港
潮の干満差が激しい有明海において、三池炭鉱から産出された石炭の大量積み出しを可能にした三池港。
築港の背景、築港前から築港後にかけた三池の地形、築港当時や石炭の積み出しで賑わっていた街の様子、そして、現在も現役の産業港として活躍する港の様子を紹介します。
◆洞海湾
官営八幡製鐵所において製鉄・製鋼に必要な原材料を確保し、また、製品を積み出すために、さらには筑豊炭田で産出された石炭の大量積み出しに利用された洞海湾。
整備の背景、整備前から整備後にかけた洞海湾の地形、賑わっていた街の様子、そして、現在も活躍する洞海湾の様子を紹介します。
また、筑豊から産出された石炭の輸出ルートで、鉄道が中心になるまでその役割を担っていた堀川と、その石炭を積んだ「ひらた船」について紹介します。